私は、大阪府泉大津市豊中町に鎮座する、泉穴師神社・四十七代宮司の津守康有(つもりやすゆき)と申します。

当社は今から約1350年ほど前の天武天皇の時代に創建され、御祭神は天忍穂耳尊(アメノオシホミミノミコト)と栲幡千々姫命(タクハタチチヒメノミコト)の夫婦二柱の神様をお祀りしております。

毎年10月の秋祭ではだんじりが宮入りして境内は賑わい、また1000年以上続く「飯の山神事」も氏子の方々のご尽力によって引き継がれております。

【本殿】や【摂社】の建物、および国内最多となる【八十体の御神像】は国指定重要文化財に指定されており、本殿と摂社は平成29年の平成の大修理によって鮮やかに修復されました。

他にも楠木正成公奉納の灯篭など数々の歴史的遺物が残されており、大阪みどりの百選にも選ばれている、クスノキの大木が生い茂る杜に囲まれた由緒ある神社です。



台風21号は、25年ぶりに「非常に強い」勢力で日本に上陸し、特に近畿地方を中心に大きな被害を出しました。

当社がある大阪府泉大津市では、13時48分に大阪府下最強の最大瞬間風速61.1m/s(13時48分、泉大津市消防本部)を観測し、市内各所に甚大な被害をもたらしました。


当社に隣接する杜(森)も、この台風により、多くの木々が倒れる被害を受けました。

被害を受けた倒木の清掃作業には、多くの市民の方々にご協力を頂きました。本当にありがとうございました。

ただ、樹齢600年のクスノキはあまりにも大きすぎて撤去することができず、倒れたままの状態で今も残っております。


私が生まれるずっと昔からこの神社を見守ってくださっているこの御神木を、本当に撤去して良いものなのか?
日本全国各地が毎年のように自然災害の被害を受けているが、その記憶はどうしても薄れてしまっているように思う。今後の教訓として活かすためにも、災害遺産という「形」として残し、多くの方々に見ていただいた方が、この御神木も喜んでくださるのではないだろうか?

そして、私は、このように考えるようになりました。

正直申しますと撤去せずに残す方が大変です。維持するためのお金もかかってしまいます。

「それでもこのままの状態で維持して、多くの方々に見ていただきたい。」

この思いをご理解頂くために、昨年の10月より氏子である各役員の方々との話し合いを進め、さらに南出賢一泉大津市長にもご参加いただき、熟慮を重ねた結果、

「もっと多くの方々に知ってもらうために、クラウドファンディングをやろう」

ということになり、このプロジェクトを立ち上げることとなりました。

また、このプロジェクトを公開するにあたり、泉大津市出身で株式会社オールユアーズ代表の原康人さんにもご協力頂くことになりました。

(写真:左から3番目)

原康人さんは南出賢一市長と泉大津市立小津中学校の同級生であり、過去に泉大津の毛布の製造技術を用いて作られた洋服をクラウドファンディングで公開し、成功を収められています。


当神社が御礼としてお送りできるものは何か?

南出市長及び泉大津市職員のみなさま、また氏子である各役員の方々と共に熟考した結果、創建1350年の神社であるからこそお送りすることができるこちらを、リターンとしてご用意させて頂きました。


【直筆によるお礼状と神社案内をお送りいたします・2,000円】

泉穴師神社47代宮司 津守康有直筆によるお礼状を神社案内と共にお送りさせて頂きます。 プロジェクト終了後、一枚ずつ心を込めて書かせて頂きます。普通郵便にて、ご支援いただいた順にお送りいたします。


【神社案内と絵馬をお送りいたします・5,000円】 

泉穴師神社47代宮司 津守康有直筆によるお礼状を神社案内と絵馬と共にお送りさせて頂きます。 プロジェクト終了後、一枚ずつ心を込めて書かせて頂きます。普通郵便にてご支援いただいた順にお送りいたします。


【神社案内と絵馬と御朱印帳をお送りいたします・8,000円】

泉穴師神社47代宮司 津守康有直筆によるお礼状を神社案内と絵馬と御朱印帳と共にお送りさせて頂きます。 プロジェクト終了後、一枚ずつ心を込めて書かせて頂きます。普通郵便にて、ご支援いただいた順にお送りいたします。


【本殿を特別にご見学いただきます・20,000円】

宮司あるいは学芸員が直接解説しながら、通常は公開していない本殿を特別にご見学いただきます。本殿は平成29年に平成の大修理として鮮やかに修復されました。ご参加いただいた方には参加記念として「鬼門封じの方除札」を授与いたします。

 
【御祭神 主神二体をご見学いただきます・50,000円】

本年度内に修復が完了する、天忍穂耳尊(アメノオシホミミノミコト)と栲幡千々姫命(タクハタチチヒメノミコト)の主神二体を特別にご拝観いただきます。さらに「通常は公開していない本殿のご見学」及び参加記念として「鬼門封じの方除札」を授与いたします。


【泉大津市民限定リターン・10,000円】 

泉大津市民のみなさま限定で、50,000円のリターンと同じものを10,000円で特別にご用意させて頂きました。

※このCAMPFIREにご登録の住所が「大阪府泉大津市」の方に限らせて頂きます。


【石碑にお名前を掲載させて頂きます・100,000円】

50,000円のリターンと同じものに加え、御神木の前に建てる予定の石碑にお名前を掲載させて頂きます。

 
このプロジェクトで集まった資金については、

● 御神木の周りの安全確保のための整備費用、および倒木の撤去費用

● 今後の維持費用

に充てさせて頂きます。


当神社は、南海本線 泉大津駅及びJR阪和線 和泉府中駅より徒歩20分。

大阪府泉大津市豊中町1丁目1−1 にございます。


今現在の杜(森)の、ありのままの状態をご覧いただくことができます。

お立ち寄りの際は、ぜひ社務所までお声がけください。現地をご案内させて頂きます。


このプロジェクトを進めるにあたり、ご協力頂いたみなさまの思いをまとめさせていただきました。ぜひともこのプロジェクトにご賛同いただき、少しでもご協力いただければ幸いでございます。最後までご覧いただきまして、本当にありがとうございました。(泉穴師神社・47代宮司 津守康有)

  • 2019/07/02 11:48

    先日6月30日の午後4時より、当社拝殿内において、石碑の奉納報告祭を特別寄付奉納者の皆様並びに神社責任役員のご参列のもと斎行いたしました。当日は朝からどしゃ降りの雨が降り続いておりましたが、開始の時間には雨は止み無事に斎行することができました。拝殿での報告祭の後、御神木のそばに設置された石碑前...

  • 2019/06/06 10:46

    先日6月3日、樹木医の古川先生、東條先生に御神木を診断していただきました。写真は診断書です。現在切断した枝から萌芽が多数芽吹いていますが、これは幹に蓄積されている養分で発生した芽なので、幹の養分が無くなれば芽は枯れるそうです。ただ、根の部分から萌芽しているものもあり、これを御神木の子孫として育...

  • 2019/04/27 11:29

    皆さまこんにちは。今月初めの活動報告にてお知らせしましたが、書道家の永山玳潤先生に石碑の碑文を奉納揮毫していただきました。早速石碑の発註をいたしますが、石碑の完成までは2ヶ月程かかります。10万円リターンにお申し込みの方々にはお待たせすることになり申し訳ありません。もうしばらくお待ちください。

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