認定NPO法人「障がい者より良い暮らしネット」広報担当の白石統人と申します。
普段はテレビCM など映像制作のお仕事をしています。

1980年に福岡県宗像市に生まれて、18歳まで福岡で暮らし、
大学時代から新入社員のころまで東京で映像制作をしていました。

25歳になった私は急遽、福岡に帰郷することに。
きっかけは、父の肝臓がんによる死でした。

色々な方のサポートのおかげで、最後の1ヵ月を一緒に過ごせたのですが、
そんな僕に福津市の職員だった父が残した遺言は、

「文化、教育、福祉はすぐに結果が出ない。
 だからこそ、継続して支援をしないといけない。」と。
その考え方をベースとしながら、
時間の許す限り、映像制作の技術を活かして、
色々な社会団体の情報発信をお手伝いしてきました。

そんな中、30歳の時(2010年)に、
認定NPO法人「障がい者より良い暮らしネット」と出会いました。

初めて「障がい者より良い暮らしネット」を知った時、
「ずいぶんダイレクトな名前だな」感じたのですが、
何をやっているのか全く分かりませんでした。

でも、よくよく話を聞いてみると、
「障がい者の親御さん達が、自分たちの死後、
 その子どもたちが、安心して暮らせるような社会になって欲しい」
 との想いで立ち上げられた手作りの団体とのこと。

運営されている方々は、障がいを持ったお子様を支えながら頑張られている
本当に普通のお母さん、お父さん達でした。

http://yoriyoikurasi.net/

8年間、「障がい者より良い暮らしネット」の広報をして感じたことは、
想いを込めて広報活動をすればするほど、
専門的かつ内側に向かった発信になってしまい、
一般の方との距離が遠ざかっていくというジレンマ。

一般の方に知って頂いてこそ、
新たな協力者が現れたり、新しい波が生まれるというはずなのに。

閉鎖的な方向ではなく、
開放的かつ未来の方向に舵をきる、

そんなことができたらな、と常々かんがえてきました。

一般の方に「障がい者より良い暮らしネット」の活動を知って頂きたく、
誰もが親しめる「絵本」というコンテンツを制作し、
全国の皆さん、特にこれからの未来を背負う子ども達や、幼稚園・学校の先生、
実際に社会を変える力を持っている企業家、政治家の方に届けたいと考えています。

「障がい者」と「健常者」。
少し離れた世界の住人として語られる二者を混ぜこぜにしたい!


ちょっとだけそのお手伝いをしたくて、このプロジェクトを立ち上げました。

まず考えたことは、誰がみても分かりやすく、見ていて楽しいもの。
その分かりやすさ、楽しさが、
「障がい者」と「健常者」の垣根を低くしてくれるんじゃないか、と。

そこで考えたのが絵本です。

絵本なら、子どもから大人まで楽しめます。
絵本なら、色々な人が簡単に読むことができます。


もしかしたら、お母さんが子どもに読んであげるかもしれない。
もしかしたら、誰かが大切な人にプレゼントしてくれるかもしれない。


なんて、ステキなことを夢見て、絵本という形を選択しました。

タイトルは「すぺしゃるなどんぐり」。

着替えることができない。喋ることもできない。
でも、イベリコ豚の絵をとっても上手に描ける「すぺしゃるなどんぐり君」。

北風にあおられて落っこちた先には・・・

この詩は39歳の男性の想いを形にしたものです。
親しい人と仲良く話をする、食事をする、笑いあう。

生きるとは、単に生命が維持されているだけではなく、人らしく笑顔で暮らす、
ということ。そこに「わがまま」とかは存在しないんじゃないかと、思います。

自分の生活だけではなく、
お父さん、お母さんを思いやる彼のリアルな言葉が、ズバっときました。

この絵本には、実は仕掛けがあります。

この絵本は物語として読んで頂いても、もちろん楽しいのですが、
ご自身の手でメッセージを書けるスペースを作っています。

ご自分の気持ちを込めてメッセージを書いて頂ければ、
世界に一冊のオリジナル絵本の完成です。

字の上手い下手なんて、関係ありません。
本当の言葉は人を癒し、ずっとその人の心にのこるはずです。

「この絵本を作ろう!」と決心したとき、もう一つ決めたことがあります。
「人の善意だけに頼るような、拙いものは出さない!」と。

お金を出して頂くからには、読んでよかった、他の人にも薦めたい、
と心から思って頂ける、最高の一冊に仕上げます。

しかしながら、これは僕一人では達成できません。
そこで長らく一緒に広告の仕事を頑張ってきた
スペシャルな皆さんの力を借りることにしました。

★文/川之上智子
コピーライター・CMプランナーとして活躍。作詞や映画の脚本も手がける。

絵/小田幸枝(coccara)
イラストレーター。子育てをしながらフリーランスで活動。
ミッションは「子ども関わる問題をデザインやイラストで解決していく。」

★デザイン・装丁/青木春美(株式会社ANALOGUE)
デザイナー。旅、音、本、器、絵 どれもきちんとしていない曖昧なものが好き。
目下の願いは「島に行きたい・・・」

★印刷/上薗拓郎(ダイヤモンド秀巧社印刷株式会社 )
プリンティングディレクター兼プロデューサー。
右投げ左打ち 。

★アニメーション/部谷文香(株式会社キャラバン)
アニメーター・映像ディレクター。アナログ感のあるアニメーションLOVE。
ふくふくした動物も好き。


みなさん、素晴らしい実績を持たれた方たちで、
この絵本のクオリティを2段も3段も上げてくれることは間違いないのですが、
何よりも嬉しかったのは、企画の相談をしたときに、
みんな即答で協力を約束してくれたこと。
快くこのプロジェクトに賛同してくださったのです!

この場を借りて、改めて感謝の気持ちを伝えさせてください。
「本当にありがとうございます!」

この絵本が完成したら、まずは300冊を目標に、
幼稚園、保育園、小学校、福祉施設、各地の読書会などに無料配布し、
関心を持って頂くきっかけを作りたいです。

また、残りの絵本は「障がい者より良い暮らしネット」が主催する
イベントや講演会にて販売し、その活動費として使います。
(一冊 1,200~1,500円ほどを想定)

【金額の内訳】
・絵本1,000冊分の印刷費=約48万円
・発送費=約9万円
・一部、返礼品の制作費=6万円
・各地の読書会、幼稚園、小学校などへの配布活動費=約8万円
・コンテンツ制作費=約17万円
・アニメ制作費=8万円
・DVD制作費=約6万円
・録音費=約8万円
・キャンプファイヤへの手数料=約17万円

不足する分は、「障がい者より良い暮らしネット」への
協力者のサポートで補いたいと思います。


返礼品の1つ、Tシャツのイメージです。
グレー地のTシャツの胸元にどんぐり君のイラストがシンプルに入ります。
このプロジェクトを思い立ち、
友人からクラウドファンディングを薦められて、
なんてステキなシステムなんだ!と喜びました。

ですが、クラウドファンディング自体が初めてで、
正直、成功するのだろうか、皆さんの共感は得られるのだろうか、と
すごく不安な気持ちで一杯です。

どっちかと言うと、不安の方が圧勝です。

でも活動自体は知って欲しいですし、
協力してくれた皆さんにも、しっかりとした形を残したい。
なにより、「彼」の気持ちを大切にしたい。

そんな思いでキャンプファイヤさんにお世話になることにしました。

ご質問などありましたら、
可能な限り答えていきますので、何なりとお尋ねください。

少しでも皆さんの心に響くものがあると幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

■領収書の発行について
領収書が必要な方は後日、「障がい者より良い暮らしネット」から送付いたします。

■キャンプファイヤが苦手な方は、銀行振り込みでもお受けいたします。
①西日本シティ銀行 港町支店 普通預金3028564
 名義:トクヒ)ショウガイシャヨリヨイクラシネット

②ゆうちょ銀行 口座番号 17420-67362471
 名義 : トクヒ ) ショウガイシャヨリヨイクラシネット

③福岡銀行 藤崎支店 普通預金 1512537
 名義 :トクヒ)ショウガイシャヨリヨイクラシネット

④郵便払込票による振込  口座番号・記号 01770-4-125195
 加入者名 : トクヒ ) ショウガイシャヨリヨイクラシネット

■ご連絡先
〒810-0062
福岡市中央区荒戸3-3-39 福岡市市民福祉プラザ4F
認定NPO法人「障がい者より良い暮らしネット」
メールアドレス:yoriyoikurasi@gmail.com

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