▼はじめにご挨拶


福岡市にあるYOSHIRO STUDIOの湯浅慶朗(ゆあさよしろう)と申します。1977年宮崎県生まれの41歳、柳川リハビリテーション学院卒業後、老人指定病院で5年間の理学療法士経験を経て、足指の世界に飛び込んできました。


この製品には「寝たきりゼロの日本」という私自身の想いや、これまで18年間研究してきた知識と技術の集大成です。この靴下で日本の医療を変えたいと本気で考えて開発に挑んでいます。そして私の理想とする繊維の開発をゼロからお手伝い頂いた繊維会社の社長様、100社を超える靴下工場からも設計図通りにはできないと断られ続けてきたにも関わらず1年半の試作品作りに挑戦して頂いた靴下工場の社長さんとメリヤス職人さんの熱意が込められています。特許こそ取得できなかったものの、それはそれで神の采配として「真似されるほど素晴らしい商品であることを証明したい」という気持ちでいます。


医療を変えることができるほどのこの製品を開発できたのは、私を育ててくれた大阪の師匠のおかげでもあり、足指のこと・靴のことを徹底して伝授してくれました。そして臨床において1万人以上の方で検証を繰り返し、足と姿勢と咬合理論を構築するまでに成長し、足指だけで姿勢や歯並びさえも変えることができる可能性を見いだすことができたのは、前職のクリニックフットケアセンターという土台があったからだと思います。そして一昨年に協力して頂いた歯科医院・保育園の方々の賜物でもあります。



この靴下に込められた想いは、理学療法士としてキャリアをスタートさせた19年前の老人指定病院での事です。夢を膨らませ、大いなる期待を抱いてリハビリテーションを行なっていましたが、思うような効果を出すことができませんでした。それは私だけでなく日本中の理学療法士に共通する疑問だということを勉強会で知らされました。理学療法士になって2年目に、病院には内密でリハビリを「した群」と「しなかった群」で100名ほどのデータを4年の追跡調査で取りましたが、結果は「同じ」という現実を突きつけられ愕然としました。


その地点で自分自身の存在意義を見失い、効果のないリハビリテーションで診療報酬費をもらうのは申し訳ないという気持ちで理学療法士という世界から離れたのです。老人指定病院では入院患者様が徐々に体が蝕まれていき、最終的には衰弱して死を迎えます。当直もしていたので何百人という患者様の葬儀に立ち会いました。それを目の当たりにし、このままでは日本の医療費は上がり続け、寝たきりの方が増えてしまうと危惧し「寝たきりゼロの日本を作る!」という目標で、別の道から本当に効果のあるリハビリテーションというものを模索し様々な視点から学んでいくことにしました。


足指のケアだけで妻のO脚が改善したことは衝撃的で、それだけではなく私自身のアトピー・アレルギー・喘息・下半身の痛みや痺れが嘘のようになくなったことが、医療そのものを覆す出来事でした。それから足指の研究を開始し、教科書も参考書も文献もないところからスタートし、独学により死と姿勢と咬合理論を構築し、「ひろのば体操」を完成させました。その中で足の師匠、前職クリニック院長、東京の歯科医院の院長を中心として、多くのメンターに出会うことができ、少しずつ自分の理想とする医療が出来上がっていきました。



手術や薬に頼らず、道具を使わない医療こそが私の追い求めるもの。今の医療は「症状が悪くなったら」治療を開始します。そのため予防するためのツールがありません。薬や手術では病気は治りません。症状を抑えているだけに過ぎず、抑えた状態で日常生活を送ればいつかそのひずみが大きなものとなってカラダの症状として現れます。多くの方々は治療ではなく予防を望んでいるはずですが、現代医療の予防は「薬ありき」となっています。運動も良いと思いますが、運動をすることで悪くする人もいます



そこが盲点である「足指」の使い方なのです。足指の変形を改善するだけで守れるものはたくさんあります。そこでまずひとつのデバイスである靴下で足の機能と形状を取り戻すことを考えました。これまでも数々の靴下を製作してきましたが、理想的な繊維がなかったこと、設計図通りの靴下を製造できる知識と技術と感覚を持った工場がなかったこと、コスト度外視でサンプル製作に挑んでくれる工場がなかったこと(1サンプル15000円程度かかることや、編み機の機械を止める必要があるため工場全体の生産量が低下して誰も引き受けたがらない)、足の感覚を伝えてインスピレーション通りに仕上げることができるメリヤス職人さんがいなかったことにより、私自身が納得できるもの・臨床において結果の出せる靴下を作れてはいなかったのです。


100社を超える工場に事情を説明し、設計図を送り、糸の開発依頼をしましたが、1年という月日が経ったころ、ある工場が名乗りを上げてくれたのです。その方は私と同年代の方で、ちょうどアメリカ留学から帰ってきたところで、何か新しいものにチャレンジしたいと思っていたそうです。工学部卒業の社長さんは私の設計図を見るなり「面白い!!」と話してくれました。そしてすぐにサンプル製作に取り掛かってくれたのです。そして糸の開発に名乗りを上げてくれる繊維会社を探して頂きました。「これは面白いね!!これまでにないものを作ろう!!」という繊維会社の社長さんも快く承諾してくれ、1年という歳月の試作品作りにも関わらず、繁忙期でもわざわざ数少ない機械を止めてサンプル作りに取り組んでくれました。



▼プロジェクトをやろうと思った理由


履くだけで「ひろのば体操と同じ効果を得る」というプロジェクトにより理想的な靴下が出来上がり、誰にも負けない製品を作ることはできました。しかし「売り方」や「広め方」が全くわかりません。そんな時にクラウドファウンディングというものを知りました。皆様のお力をお貸し下さい。一生に一度の人生、目の前にある「姿勢が良くなる靴下」で「寝たきりゼロの日本」にしたいと思っています。気に入って頂いて継続して購入して頂くことでさらに研究開発を進めることができます。


これまで私に協力して頂いた繊維会社・靴下工場・患者様・師匠をはじめ、ここの支えとなってくれた家族に顔向けができません。このままでは死ぬことさえもできず、後悔の念だけが残ります。私はこの靴下で日本中の方々を笑顔にしたい、そして驚かせたいと考えています。歩けなかった方が歩けるようになる、痛みに苦しむ方が痛みから解放される、そんなことはない!!と思う人をあっと驚かせたいという気持ちで製作しています。日本の健康産業を「治療」から「本物の予防」へと変える力を持つ靴下です。


私は株式会社GLAD-DESIGNを10年前に設立し、「GLAD(慶び)をDESIGN(想像)する」という想いを込めて社名としています。子供の頃から人を驚かせることが大好きでした。高校時代に書道の道で食べていくことを決意し大学進学まで決まっていましたが、あるテレビ番組が私をリハビリの世界に引き込ませてくれました。「歩けない人が歩けるようになる」、あの感動は今でも忘れていません。どんな状態からでも絶対に人は変われる!!ということを、私が高校生時代に感動したあのテレビ番組のように、今度は私自身が次世代の子供たちに伝えていきたい。そして今度はその世代がさらに世の中を変えていけるような夢と希望を与えることができればと考えています。


私の夢のお手伝いを何卒宜しくお願いします!!



私が行ってきた独自の研究については、こちらのページ内容も参考にしてください。

足指変形と姿勢・運動能力の関連性に関する研究
https://yoshiro.studio/hironoba-exercise/

園児の姿勢と歯並びの関連性に関する研究
https://yoshiro.studio/bite/

乳幼児の姿勢と歯並びの関連性に関する研究
https://yoshiro.studio/infant/


そして長期的には、多くの医療施設・福祉施設・介護施設において姿勢が良くなる靴下を採用してもらい、その実績をもって、医療に風穴を開け、日本医療のすべてを変えていきます。


▼資金の使い道

この靴下にかかる費用は、繊維が大量生産できず受注生産品であることからトン単位でしか製造できないため、靴下の製造費用を合わせても最低でも約450万円ほどかかる見込みです。それにパッケージにかかる費用を合わせた金額をクラウドファウンディングで集めたいと思いました。この糸は特殊な製法で作られているため、一つ一つが手作業なのです。そして大量生産ができません。一つの釜に6キロほどの糸を特殊な薬品に漬け込み、温度や湿度の違いで釜あげの時間を決めます。上げては下ろし、上げては下ろしの作業を一人の方が担当しています。他の繊維とは違い、非常に手間暇がかかるものなのでコストがかかっていることをご了承ください。


そして色むらや太さむらが出るのはこの糸ならではの特徴で、糸の製造段階でこの問題を解決することは今現在できないため、縫製の時に調整をしていきます。そのためには機械の針を全て交換することや、糸を機械に送り込む装置の抵抗値を一定にするためにその部分の装置も交換しています。ちょっとした糸のテンションの違いで全く違う靴下が出来上がるので、匠の技にプラスして目で確認ができるデジタルテンションメーターも導入しています。なので前もって話しておきますが、糸の特性により多少の色むら(ほとんどの場合はありません)はご了承ください。機能性は全ての靴下において変わることはありません。




▼これまでの道のり


”妻のO脚が1週間でまっすぐに” その感動を皆様へ!

という想いから足指と靴下の研究が始まりました。



┃ 歩けない人を歩けるようにしたいという夢

私は高校3年生の夏、あるドキュメンタリー番組がきっかけで理学療法士を目指すことを決めました。 歩けなくなった患者さんが、再び歩けるようになる。忘れられないシーンでした。理学療法士という仕事は、そのお手伝いができる。そんな素晴らしい仕事に心から憧れて、リハビリの世界に飛び込んだのです。


┃ 失意の中で見つけた一筋の光

ところが現実は、セオリー通りのリハビリでは歩けるどころか現状維持が精一杯。「年のせいだ から」「病気のせいだから」とあきらめてしまう患者さんばかりでした。そして、光が見えてこない毎日の中で、歩くことや挑戦することをあきらめてしまうのです。患者さんを励ますべき医師や 私たち理学療法士にも「やれることをやって治らなければ仕方ない」といった気分が蔓延し、自信喪失と申し訳無さでいたたまれなくなった私は、5年間勤めていた病院をやめてしましました。 そんな失意の中で見つけた一筋の光が『足指』でした。


┃ 妻の小指が浮いていた

ふとしたことがきっかけで、結婚したばかりの妻の足の小指が浮いていることに気がつきました。 小学生の頃からひどいO脚に悩まされ、ひざ痛や腰痛もありました。痛み止めをよく飲んでいたこ とが印象的でした。試行錯誤しながら浮いた小指を広げたり地面につけるようにしていると、妻が「小指が地面に着く感じがする。脚の内側にも力が入る!」と言って歩き方が変わっていたのです。そして1週間後、奇跡的にもO脚がまっすぐになり、自然にひざ痛や腰痛も消えていったのです。


┃ 逆立ちと同じ理論

なぜ足指が広がると姿勢が良くなるのか。それは組体操の中に答えが隠されていたのです。逆立ちをしている子供の手を見ると、みんな指を広げていました。家に帰って逆立ちをして手の指を閉じたり浮かせたりすると、バランスが悪くなり、すぐに倒れてしまします。足の指ももしかしたら同じことが起きるかもしれない。ヒントは意外なところにありました。


┃ ヒントは足指

たったこれだけで改善するなんて。これを追求していけば、志半ばにして挫折してしまったリハビリでたくさんの人々を救えるようになるかもしれない。答えは患者さんの足にあると思い、足を見て触り続けました。そのうちに、足指が広がることで体が安定する人が続出したのです。数々の試行錯誤の末、足指を広げる「ひろのば体操」を考案し、病院でサジを投げられた人や手術以外方法がないと言われた方でも次々に奇跡の回復を果たしていったのです。


┃ フットケアセンター設立

車椅子や杖歩行だった方が歩けるようになるという奇跡を次々に目の当たりにするようになり、 高校時代の夢が叶った瞬間でもありました。噂を聞きつけて世界中(アメリカ・オーストラリア・カナダ・スイス・台湾など)から患者様が訪れるようになり、その取り組みは各種メディアでも取り上げられ、すぐに再放送が決まるほど大きな反響を呼びました。



┃ 今までにない形状記憶の構造

もっと簡単に足指を広げる方法はないか。そんな想いで理想的な5本指靴下の開発をスタートさせました。10年の歳月をかけて設計図を作成。幾度となく試作品を繰り返しながら出来上がったものが、足指を広げて足を安定させる「形状記憶の靴下」でした。 これまでの従来品の五本指靴下とは違い、はだし感覚で足から足指までピッタリフィットします。製作までの道のりは非常に長くかかりました。どんなに形が崩れても洗濯をすればもと通り。いつも変わらないフィット感を感じて欲しいです。


┃ 繊維の開発からスタート

理想的な靴下の設計はできあがったものの、足指変形は靴下や靴の中での「足の滑り」が原因であることをつきとめており、天然素材ではこの滑りを抑えることができずにいました。日本には滑りにくい糸が存在せず、これは繊維そのものから開発するしかないと決意しました。そして1年の歳月をかけ、ようやく理想的な滑りにくい糸を開発することができたのです。


┃ 想像を超えた工芸品が完成



繊維の開発に1年を費やし1000回を超える試作品を作りました。これは医療分野・繊維分野・機械分野それぞれの道を極めてきた“匠”たちが集まり、 未知の世界でそれぞれの自分の好奇心を刺激しながら同じ目標に向かって必ず完成させたいという想いが化学反応を起こし、独自のクリエイティビティが生まれることで「新しい日本の伝統工芸」の靴下であるYOSHIRO SOCKSが2018年7月に誕生した瞬間です。この地点で研究開発費に膨大な費用をかけすぎてしまい、今後の生産、構想しているより良い製品の開発、コンテンツの制作、足指の研究を行うための資金が底をついてしまいました。


┃ 寝ている間でも効果を発揮させたい


YOSHIRO SOCKSは日中の歩く時用として開発。さらには設計図を作り直し、就寝中にもストレスを感じることなく矯正効果を発揮する靴下を新たに開発しました。日中に履けない現代の生活習慣に完璧にマッチします。寝ながら矯正、炊事をしながら矯正、ランニングをしながら矯正、お昼休みだけ矯正。一 人一人の様々なシーンにおいて自由に矯正ができる究極のソックスです。


┃ 新たな伝統技術を未来につなぐ



全国各地で伝統的な技術や風土など地域の特色を生かしながら、常識にとらわれない新しい発想でモノづくりに取り組んでいる「匠」は少なからず存在します。これまで光の当たってこなかった 日本の伝統工芸・伝統技術を医療と融合させ、日本の“宝”としていきたいと考えています。全国に散らばっている本当に価値あるものに光を当て、様々な分野と融合させていくことで可能性を広げていく。先人の智慧と今を生きる私たちの感性を「融合させる」ことで、脈々と受け継がれてきた伝統を未来へとつなぐことができると思います。



┃ こだわりの、 Made in Japan。

時間はかかるけれど、 一足ずつ丁寧に。日本の工場で島精機の横編み機で生産しています。1足あたりの縫製時間は一般的な靴下編み機の約5倍以上。日本伝統の織り機と同じ縫製で作られています。さらに仕上げから梱包、検品、発送まで、徹底して日本製にこだわっています。



┃ 不可能はない



MADE IN JAPANは「高い技術力」として世界から評価されてきました。しかし私の考える MADE IN JAPANは「まだ誰もなし得ていない想像を超えたものを作る」というものにあります。「多くの人を驚かせたい」という単純な子供心がこれまでのものづくりを支えてきました。必ず完成させるという熱意と執念で自然と周りに共感してくれる方が集まったのではないかと思います。 私の使命は高校生時代からの「歩けない人を歩けるようにする」ことだと感じています。理学療法士として挫折したあの当時のことを今でも鮮明に覚えています。そして歩けなくなった方の行く末を老人指定病院で見てきて、寝たきりゼロを目指すことを心に決めたのです。そして本当の健康とは何か?ということを追求し、足指にたどり着きました。 


▼最後に

いま、若い人を中心に多くの人が医療を諦めています。理学療法士もリハビリの効果を感じることがないため転職する者や将来に希望を見出せない者も多くいます。どんなに検査機器が発達しても、治療技術は進んでおらず、年々要介護者も病人も医療費も増えていく一方です。私自身、何度も何度も挫折し、諦めようと思ったことがあります。自分自身がうつ病になり、重度の歯周病で歯を9本失い、突然下半身に力が入らなくなり痛みやシビレが続く毎日を過ごしていました。私自身が医療を諦めるしかないと感じていましたが、妻とお出会いが私自身の人生をも変えてくれ、今では誰よりも健康となりました。


誰かがいつか医療そのものを変えなければならない。それは私ではなく、間違いなく皆さんです。たった一人の共感者が仲間となってみんなが手を取り合えば、変えられる。みんなで創るあたらしい価値観が、あたらしい医療を創っていくはずです。そんな想いがこの靴下には込められています。


そのためにどうか、皆様のお力を貸してください。



┃ 実行者の紹介

湯浅慶朗(ゆあさよしろう) 



┃ 機能性について

機能性はYOSHIRO SOCKSと同等を実現。寝ながらにして矯正力を発揮します。くるぶしの下に履き口を設置させることで動静脈の血管圧迫を回避することで、睡眠時の血流障害を予防しまるで素足の感覚を実現ます。さらには繊維の特性により、冬は暖かく夏は涼しい履き心地です。

  


┃ サイズについて


┃ カラーについて


┃ 靴下の履き方について


姿勢が良くなる靴下は履き方によって効果が変わってきます。しっかりと丁寧に履いていただくことによって、ソックスの機能を最大限に実感していただけます。



┃ 予防医療を確立する

2012年、2017年の保育園調査・研究で、ひろのば体操を行うことで運動能力向上・転倒予防・疼痛改善だけでなく、猫背や反り腰、O脚やX脚などの変形にも改善効果を発揮し、姿勢が改善することによる口呼吸率の低下も実証することができました。もし保育園や幼稚園で、足指の体操によって猫背や側湾症を予防することができれば、日本の健康寿命はもっと伸びていき、年々増加する医療費負担は軽減していくはずです。本年度は姿勢が良くなる靴下のプロトタイプを2つの園に寄贈いたしました。今後も売り上げの一部を利用して、より多くの園に姿勢が良くなる靴下を届けたいと考えています。


https://yoshiro.studio/hironoba-exercise/

「あくまで一個人の効果であり、効果には個人差がございますことを予めご了承ください。」

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