▼はじめにご挨拶
御覧頂きまして、ありがとうございます。
理容師の藤井(母の旧姓:荒木)と申します。
私の生まれ育った家は、岡山市郊外にある「ヘアーサロン荒木」という小さな理容室です。太平洋戦争前の昭和12年に私の曽祖父が開業致しました。(当時、荒木理容室)
私の小さな頃、1990年代迄は男性は理容室、女性は美容室という明確な区別がありました。
しかし、2000年頃になると「カリスマ美容師」と呼ばれる美容師さん達がテレビや雑誌で盛んに取り上げられ、人気絶頂だった木村拓哉さんが月9ドラマで美容師を主演として演じ、男性も美容室に行く時代が始まりました。
近年は、理容室と美容室の違いが分からないという方が増え、特に若い世代におきましては「理容室=1000円カット」というイメージを持っている方が増えてきている印象を受けます。
-----私が幼稚園、小学校から帰ると、「おう!啓輔!帰ってきたか!手伝いせぇよ!ガハハ!」「おう!野菜持ってきたで!」と、常連のお客さんや散髪しに来た訳ではないけど、待合席で近所のおじさん達がいつも賑やかに座談会をしていて帰りを迎えてくれました。「このタバコの臭いは隣のおじさんだ。」とか「パーマ液の臭いがするから、あのおじさんだ。」とか。本来、理容室は地域のコミュニケーションの役目を持っていました。
それは私にとっての日常であり、大好きな光景でした。
もうそれから20年以上経った今、そんな賑やかになることも滅多に無くなってしまいました。
何故なら、あの頃のおじさん達は、ほとんどが亡くなられました。
ある時、祖父が心臓病に倒れ、店を数日間閉めていた事がありました。ちょうど私が高校2年生の進路を決める時期でした。(私の通っていた高校の科は、就職先がとても良い企業ばかりでした。)
『減少の一途を辿る状況でも、今、来て下さっている方がいる限りは店を守り続けたい。』
そういう想いで、一流・優良企業ばかりだった求人を選ぶことなく、私は理容師の道へ進みました。
老いた祖父母の手伝いをしながら、自分自身の生活もあるので、稼ぐ為に夜に働いたり、どうしてもお金がない時は派遣会社で数ヶ月がっつり稼いで、また店を手伝う。そんな生活を繰り返しながら、約10年が経ちました。
そんな私もこの10月に結婚し、来年春には子供も産まれます。
他にも革製品などの販売や化粧品の卸売りなどの大きな事業をやっていますが、まだまだ軌道に乗っているとはいえず、資金的にどうにもなりません。
しかし、祖父の限界も明らかに迫っています。最新エステという武器を導入し、それをきっかけに再興したいと思っています。
「クラウドファンディング」とは、もっと大きな大義を掲げたプロジェクトで利用するべきだと思っていました。
しかし、背水の陣である私にとっては藁にもすがる気持ちです。
所詮、小さなお店の看板ですが、どうかお力添えを願います。
▼このプロジェクトで実現したいこと
今まで通りのノスタルジックなイメージを残しつつ古くなった外壁、壁紙や床、天井などを集まった資金を元に可能な範囲で改修し、最新エステ機器(Hife)を設置出来るスペースの確保。
ターゲットは女性なので、プライバシーの面も考慮したリノベーションを行ないたいと考えています。また、この機械は岡山県には導入実績が無い上に、都市部では、同様の施術も高価です。それをセルフ式にする事でお客様自身も気になる箇所を徹底的に施術して頂けると共に、低価格での提供が可能です。しかも、今回導入予定の機械は、誰もが知る有名芸能人も使用している機種になります。
▼プロジェクトをやろうと思った理由
今まで通りの理容のみの集客力では、あまりにも生活が苦しくなるのは目に見えています。揉みほぐしなども行おうと考えていましたが、手が取られてしまうし、専用の人材を雇わないといけない。何かヘアーサロンに併設でき、相乗効果のあるビジネスはないだろうかと探していたところ、ベストなものを見つけました。何より嫁が保育士なので仕事を続けるのが出産後はしんどいだろうという点と、このエステはセルフでやって頂くシステムなので、育児をしながら、また私自身も1人で対応出来るはずと考えたからです。
▼資金の使い道
ご提供して頂いた資金の使い道としては、まず老朽化が進んでしまっている店舗のリノベーションに使用させて頂き、エステ機器の費用に充てさせて頂きたいと考えています。
ヘアーサロン荒木 所在地:岡山県岡山市北区吉備津366-1
▼リターンについて
店舗まで来店可能な方でしたら、最新のエステを体感頂きたいです。
来られない方には、別事業の革製品などを御支援頂いた金額に応じてお返しさせて頂きます。※高額支援者には限定3組で出張致します。
▼最後に
人生の正念場は、まさに今ここだと思っています。何卒、何卒、御支援の程をよろしくお願い申し上げます。
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