▼プロジェクトをやろうと思った理由

わたしたちは、茨城県笠間市で葉物野菜小松菜や、ほうれん草を生産するオーガニックファームで、夏はトマト、冬はイチゴを無農薬で生産しております。 平成30年10月1日の台風24号により、農業生産法人()カモスフィールドの農業用ハウス130a中、90aが被害にあいました。

ハウスのビニール被覆が破けただけではなく、骨組みも被害にあい、全損が61棟中、17棟、半壊が8棟、ビニール等の被害が20棟と無事なハウスは15棟となってしまいました。 低く見積もっても、再建費用は1500万円で、作物の被害も合わせると2000万円程度の被害総額になります。

 ここ茨城県では、冬の作付は10月中に種蒔きをしておかなければならず、ハウスの再建が間に合わず、12月から3月までの作付量が例年の1/3になり、売上が大幅に減ることは間違えないものとなってしまいました。再建が順調に行われても、自然相手の仕事ですので今期はどうすることもできませんが、一刻も早く再建をして、カモスの小松菜やほうれん草を心待ちにしているお客様に届けたいと思っています。


<主な被害状況>

222ハウス 圃場の1番北側にあるハウス、風に押されて全壊 全壊18棟 半壊10棟 ビニール被害 15棟 去年新設した5.4mx78mハウス風で上から押しつぶされて全壊。 403ハウス 去年新設したハウス 去年11棟新設 401〜411全棟風に押しつぶされて全壊。

 
▼これまでの活動

カモスは、代表の大橋が脱サラをして茨城県に移住。2010年から始めた圃場で、2013年に同世代の仲間2人を加え屋号Kamosとして発足、2016年に(株)カモスフィールドとして法人化しました。

始めた当初は、”微生物のエサ”=有機物(木のチップや、落ち葉のみ)を土壌に入れればできると思って、ただ何も考えずに、土壌に鋤き込んで入れてみましたが、結果は病害虫として現れました。 入れる量を調整してみたり、水の量を調整してみたり、土を乾かしてみたり、いろいろなことを試してみましたが、結果はかわらず、自然は何度も何度も無情にも「間違ってるぞ!」という答えを返してきました。

 ある程度の作物は少しはできるのですが、雑草に埋もれた葉物野菜は収穫効率も悪く、成長にムラがあるので、収穫しずらく、農家としては失敗の連続でした。「なんでだろう?」という想いを繰り返しながら、それでも諦めないで、自然の雑草や土や木を毎日観察していると、ふっとしたことがキッカケになって「そうか!こうやってみよう」と気付きがありました。そして、それを実行してみると不思議と上手くいくようになり、ようやく安定して農作物が生産できるようになりました。

↑最初は3人からのスタートでした。

 
▼そして法人化へ

2016年、私たちは式会社を発足し、次の目標を掲げました。 自然から学ぶことを基本とし、個人の発展や地域社会の発展、そして地球環境を永続性のあるものにする。そして日本一のオーガニック企業になるという目標です。 その目標を達成する為に、次の3つのことをテーマにしています。

ミッション: 私たちは家族を愛し”食”という人の営みの基本を大切に思う顧客に対し、農産物を提供するだけではなく家庭の生活において、「家族の絆を強くすること」を大切に考え、そのための気付きを発信し、共に共感、感動するコミュニティを創るハイパーサポーター(応援団)です。「家族の絆を強くする食卓づくり」これが私たちのミッションです。 

価値観: 私たちは、食は人がコミュニティーを創る最少単位と考え、”ひと手間かけること”で、作る人、食べる人が笑顔になると信じ、顧客に喜びや愉しさを感じてもらうことに価値観をおいています。 家族団らんは生活で大切なものの1つです。 そのお役にたてる企業であり続けます。

ビジョン:私たちは、健全な食から、家族が明るく楽しくなり、未来を担う子供達が、新しい発見と気付きで人生がよりクリエイティブでイマジネーションに溢れる世界、競争社会から共存共栄の社会を創ることが私たちのビジョンです。

↑少しずつ増やしていったハウス。それがたった一晩で崩壊してしまいました…

 

 

▼このプロジェクトで実現したいこと

ご覧いただいたように被害総額は甚大なもので、途方に暮れているというのが今の正直な気持ちです。しかし、私たちにも生活があり、家族や仲間たちと一緒に前に進まなければなりません。そして何より、私たちには私たちを支えてくださるお客様がいます。一刻も早く、元の状態に戻して、カモスファンの皆様はもとより、オーガニックを必要としているママさんや子供に心から「美味しいね!」と言ってもらえる農産物を提供したいのです!

↑日々の活動が実を結び、ようやくたくさんのお客様に購入していただけるようになりました。

 
▼リターンについて

支援してくださった皆様に喜んでいただけるものは何なのか?今のカモスにできることを考え、リターンのお品をご用意させていただきました。復旧作業の中での活動で少しお時間をいただきますが、よろしくお願いいたします。
◯3000円…Thank you メール

◯5000円…オーガニック 小松菜10袋

◯10000円…オーガニック干し芋(星いも)1ケース 2019年2月~

http://kamos-hosiimo.com/

◯20000円…オーガニック イチゴ1箱(4パック)ミニトマト1ケース 2019年1月~9月

◯50000円…毎月1回カモスで収穫できる野菜を1年間発送

◯10万円以上…毎月1回カモスで収穫できる野菜を1年間発送+BBQご招待

↑オーガニックファームで育ったイチゴはそのまま安心してお召し上がりいただけます。

▼最後に

私たちの想いを最後まで読んでいただき、ありがとうございます。私たちカモスは、農園に関わる人の全ての想いがカモスを育み、みんなで笑いあいながら仲間が集う農園でありたいと願っています。こんなカモスのビジョンを皆様にも共有していただき、目的を達成するためにぜひご協力頂きたいのです! そして、皆さんと一緒に、経済優先の社会から持続可能な社会(ROHAS)へと変えていきたいと思います。 カモス始まって以来の最大の危機をどうにか乗り越え、強く、優しく、たくましい農園へ生まれ変われるよう、皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。

ビニールをはがし

壊れたハウスを解体することから始まり。


地面に埋まったビニールをはがし、曲げパイプを抜き

部品を選別しながら

長い直パイプを切ったり、解体作業を進めていきます。

更地にしてから、また新たにハウスを建設します。



再建に向け頑張りますので皆様のご支援をお願いします!

 

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