2017/05/04 13:51

みなさん、こんにちは。

GWですね!

如何お過ごしでしょうか。

 

本作の状況は、主演の方の調整、スポンサーとなっていただく方々へのご挨拶周り、

そして脚本の決定に向けての準備など日々準備に奔走しております。

 

その中で、脚本の中身を掘り下げ、そして、撮影隊と共にロケ地のイメージを膨らませるべく、

3度目の鹿児島訪問を致しました。

鹿児島市内1日、種子島1日、屋久島3日の4泊5日の旅でした。

 

初日は、鹿児島市内に夜遅く到着。

もう一名のスタッフは、先行して屋久島に向かいました。

プロデューサーの一人は、久々の鹿児島とのことで、

甘口醤油や鯖などの鹿児島の食を堪能致しました。

 

翌日は、鹿児島市内を全貌できる城山観光ホテル、鹿児島市役所、

ロケのサポートをしてくださるフィルムオフィスなどにご挨拶をさせtえいただき

今回出てくる病院としてご協力をいただく米盛病院に訪れました。

三年前に改装されたばかりの院内は大変綺麗で、清潔感があり、

職員さんも表情が柔らかく、コンビニやカフェも入っていて、

患者さんにとっては、とても落ち着ける環境だなと感じました。

 

院長で理事長の米盛公治さんとはすっかり話し込んでしまい、

この作品に対してのご理解、ご賛同、そして米盛院長が感じている

命の大切さに関して、現場の視点からたくさんお話をしてくださいました。

 

院長曰く、「救った命がその後、ちゃんと生き続けているかまでは追うことができない」

というお言葉に、

本作でも、命のあり方、自分の命がここにあることはどんなことなのか、

を伝えて参りたいと思いました。

 

自殺を試みる人の数が想像以上に多い。

年間3万人の自殺者がいると言われている日本での

心が抱える問題は、世代や地域を越えて、向き合っていくべき問題であると感じます。

 

院長とのお話の後は、院内をぐるっと見学させていただきました。

ドクターヘリからICUまでなかなか普通では入らせていただけないような場所まで

案内をしてくださり、作品のイメージが大変沸くこととなりました。

 

分刻みのスケジュール、その後はすぐに高速船のトッピーに乗って、

種子島に向かいました。

 

今回の映画では、屋久島がメインの舞台です。

が、屋久島を描くには、種子島の存在が欠かせないのです。

 

屋久島は自然の島、種子島は伝統・技術の島

島の形も屋久島が丸型で高低差があるのに対して、種子島は平たく細長い形です。

 

お互いの島がそれぞれ、オスメスのような関係であるからこそ、

それぞれの島の生活や交流が成り立っていることを見聞し、

今回の映画のコンセプトである、お互い足りない部分を補完しあうあり方の象徴であると

感じております。

 

昨年、関東鹿兒島県人会の方々とツアーに同行させていただきいた

「しまのタカラ」さんが経営されるバナナ園、カニの養殖場に訪れました。

低気圧が接近していて、大雨でしたが、私たちの着く頃には小ぶりとなり、

昨年購入させていただいたバナナの苗木の成長を見ることができました。

国内で育ったバナナは市販のものとは違い味が濃厚でまろやかで、

こんなに美味しいバナナを食べたことはありませんでした。

スタッフもその味に舌鼓!

 

その後、ドローンチームと別行動をして、役場へのご挨拶などを行いました。

屋久島に向かう船の中で見せてくれたドローンチームの映像に圧巻。

上空からの景色の素晴らしさに胸を躍らせながら、屋久島へと向かいました。