2020/03/27 08:00

クラウドファンディング「子どもたちに豊かな海を残したい!魚屋が日本の海の問題を学べる絵本をプロデュース」を応援してくださりありがとうございます。

製作中の絵本のレビューが届きました。
購入を検討している方、ご参考にぜひ。

<埼玉県Kさん 40代パパ、7歳娘>

娘のコメント
お寿司、天ぷら、シャケおにぎり…
魚がいなくなったらさかな料理がなくなって、私の好きなあさりのお味噌汁もなくなってしまう。
そこで2018年に漁業法を変えたとこの絵本『さかなが いなくなっちゃうって!?』で知りました。私は漁業法があって良かったと思いました。どうしてかというと、なんでもかんでもとりすぎると、海が空っぽになっちゃうからです。
みんなで守れば、海は平和になるでしょう!

パパのコメント
 私は魚が好きだった。観るのはもちろん、食べるのも、釣るのも。釣りに明け暮れた小学生の頃、釣った魚を図鑑で調べ、身近だった日本の淡水魚の知識はさかなクンみたいに詳しくなった。今は閉館してしまったが、かつて東京タワーの1階にあった淡水専門水族館で日常は見られない魚たちに出会えて感動したのを覚えている。魚好きが高じて、熱帯魚を飼育、水草に凝ったりして、実家の玄関はさながらアクアリウムのように、来客をもてなしていた。
 常日頃、魚のことを考えていたせいもあり、魚がいなくなるのではという危惧は子供のころから漠然としてあった。天然記念物である魚群は、絶滅危惧種と呼ばれるのが普通になり、それらが、自然に回復することは、二度とないだろうなと思った。その理由は環境の悪化、生態系の変化、必要以上の乱獲。それが食卓の大衆魚にまで拡大するのは時間の問題だと。

 この絵本『さかなが いなくなっちゃうって!?』を読んで、さかながいなくなってしまうこと、もうその段階が差し迫っていることが分かった。魚介類という海の恵みは有限であり、大切にしていかなければ、未来永劫に失われてしまう。それを防ぐためには根こそぎ乱獲してしまうような漁業を改めなければならない。乱獲がいけないことは頭では理解できるが、漁業関係者ではない生活者が、どうすれば、水産資源の枯渇防止に協力できるのか? この絵本をつうじて「海のエコラベル」MSCの存在や、新しい漁業の取り組みがスタートしていることを知った。MSCラベルは水産資源を持続させるために卵や稚魚を守りながら、決められた漁獲量や環境に配慮したルールで獲られた水産物であることを証明している。
 人間のせいで陥った水産資源の減少、それを回復、持続させるのも人間がするしかないのだ。未来の子供たちがおいしい魚が食べられるように、MSC活動を支持することで持続する新しい水産業に協力ができる。持続する社会のために自分たちの消費生活を見直すターニングポイントは今なのだろう。




先日目標達成しましたが、さらに多くの子どもたちに絵本を届けるためにネクストゴールに挑戦中です。
引き続き応援よろしくおねがいします。
https://camp-fire.jp/projects/view/229119