2020/03/13 08:00

私は不育症により3度の流産経験があります。

命は簡単には産まれない。
奇跡の連続であるという事を3人の天使達に教えてもらいました。

1度目は「よくあること」で済まされ、2度目は「運が悪かった」と諭され、3度目は「育ってないね、では手術の日程は...」と淡々とした対応。心のケアはありませんでした。

またがっかりさせたくないと、親にも報告せず、夫とふたりだけ、ひっそりとお別れをしました。

3回目の子は誰にも存在を知らされることなく、終わってしまったことが、後からじわじわと、とても悲しく辛かった。

喉から手が出るほど我が子を求める反面、妊娠する事が怖くなり、流産を恐れ、お腹の大きな妊婦さんや子連れの家族に激しく嫉妬しつつ、そんな自分に嫌気がさしたり・・・

そんな繰り返しの日々でした。

そんな時に、気持ちの整理もかねて始めたブログを通じて知り合った同じ境遇の天使ママ達。
誰もが同じ悲しみを背負い、同じ痛みを感じ、共に慰めあいながら私の心は徐々に癒されていきました。

現在は、そのブログのチャットは奇しくも閉鎖されて残念に思っていましたが、こういった気持ちをシェア出来る場所は必要であると常々考えていました。

この度、同じ経験を持つ天使ママさん達が、このプロジェクトを立ち上げて下さったと知り、賛同させて頂きました。

天国から地獄へと突き落とされる悲しみは、簡単には消えませんが、この活動を通して、より多くの赤ちゃんを亡くされた方々にいつか、心からの笑顔が取り戻せますように...


白井麻衣子