2020/02/14 08:00

2005年11月6日 出産と同時に娘の葵がお空に旅立ちました。

妊娠29週の時に無脳症だとわかり... オナカの中で元気に動いているのにどうして? 胎動を感じる度に涙が出てきました。

約1ヶ月後、陣痛が始まったのですが助産師さんもビックリするぐらい私のオナカを力強く蹴ってきたのです。 【私はまだ生きているよ!】って言われたような、その時の感覚は今でも忘れられません。

そして葵は産声を上げることなくお空へと旅立ち、それと同時に元気に産んであげられなくてゴメンネと自分を責め始めました。 それから14年、葵は私に大切なメッセージを伝えるために自ら無脳症を選んで産まれて来たのだと思えるようになりました。 

でも無脳症だと診断されてから出産後も、悲しさなど気持ちを分かち合える人がいなかったことが一番辛かった。

だからこそ、赤ちゃんを亡くしたママたちに寄り添いたいと活動しているAngieのことを多くの方に知ってもらいたい。そして流産・死産を経験したママたちの心を癒せる場があることを知ってもらうためにも、ピンク&ブルーリボンが日本でも広がることを心から願っています。


加藤麻樹・葵