2019/09/20 13:30

絵本のあとがきが、できました。
あとがきに、支援者さんからのメッセージを使わせて頂くことになりました。
大切な子どもさんを育てているお母さんには、伝えたい想いがあります。
みなさん、住んでいる場所は違いますが、日本のどこかで起こっている現実です。
悲しいあやまちは、起したくないです。
みどりのうつくしい、村や街を未来にのこしましょう。

関わる人が多ければ多いほど、よい絵本、よい社会になっていくと思います。
あなたの想いは、この絵本のなかにありますか。
この絵本製作のために、クラウドファンディングをしています。
すこしでいいので、皆さんが関わってください。ご支援をお願いいたします。

             ==絵本製作スタッフ一同==

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   子どもたちの未来のために伝えたいメッセージ==あとがき==

 私が子どもの頃、田んぼのあぜ道や草むらで花の蜜を吸って遊んだり、お友だちと可愛らしい花を摘んで花かんむりや花ゆびわを作ったり、よつ葉の葉っぱをみつけっこしたり、裸足で草むらを走り回ってたなー。たくさん自然に触れて気持ちよかったなー。おじいちゃんおばあちゃんは、自然に触れ合うことをちゃんと残しておいてくれました。草刈り後の葉っぱのにおい、土のにおいが今では懐かしいにおいになってしまったのかもしれません。

 特に子どもの影響が懸念される通学路、公園、幼稚園、小中学校等に除草剤の散布をしている光景をものすごく見るようになりました。通学路や公園などで散布され、小さな子どもや動物さんたちが、除草剤を撒かれたことを知らないで立ち入ってしまって、草や土に触れてしまったり、その手で目や口に触れてしまったり、散歩中の犬が草を食べてしまったりしています。原因はわかりませんが、咳が止まらなくなったり、頭が痛くなったり、体がかゆくなったり、呼吸がしんどくなったりして、て苦しんでいる子どもたち、家族がたくさんいます。どんなに苦しくて悲しいだろう。

 この絵本「くさぬき よいしょ」は、このようなつらい思いをしている大切なひと、家族に、私たちが今なにができるかを一緒に考えるきっかけになればと思いました。7世代先の子どもたち、地球のために、ご先祖さま、おじいちゃんおばあちゃんが残してくれた自然・命を繋いでいきましょう。おいしい水や空気、植物さんたちにたくさん触れさせてあげることもできるのです。土の中の微生物さんたちもきっと喜んでくれることでしょう。自然とともに安心して笑って暮らせる未来を。
       (絵本のあとがきは、まだ変更があるかもしれません)

絵本 2-3ページの挿絵と朗読

(タイトル)
くさぬき よいしょ
(2-3頁)
学校で草ぬきをしたよ
花壇の草をぬいたよ
ちっちゃな草を ひとつひとつ
つまんでぬいたよ
春にはチューリップが咲くといいな
夏には大きなヒマワリが咲いて
秋にはコスモス
イモ掘りもできたらいいな
校庭の草もぬいたよ
大きな草は
みんなで 「よいしょ」 とひっぱってぬいたよ

絵本の朗読と内容

(タイトル)
くさぬき よいしょ
(2-3頁)
学校で草ぬきをしたよ
花壇の草をぬいたよ
ちっちゃな草を ひとつひとつ
つまんでぬいたよ
春にはチューリップが咲くといいな
夏には大きなヒマワリが咲いて
秋にはコスモス
イモ掘りもできたらいいな
校庭の草もぬいたよ
大きな草は
みんなで 「よいしょ」 とひっぱってぬいたよ

(4-5頁)
おかあさん 何してるの
畑の草刈りよ
鎌でくさを 刈っているの
小さな草は ざく ざく
大きな草も ざくっ ざくっ よいしょ
手を切ると 危ないからね
子どもは 使わないでね

刈った草は 積んでおくと
生き物の豊かな よい土になり おいしい野菜が育ちます
とまと に なす に きゅうり
スイカ に あまいあまい メロン
おいしく できますように

(6-7頁)
おとうさんは
ブーン ブーン
草がどんどん 飛んでくる
危ないから はなれていなさい
ブーン ブーン
石も土も 飛んでくる
エンジンのついた 草刈り機
お父さんは 安全メガネをかけているから 大丈夫
はやい はやい
いろいろな 草の散髪

(8-9頁)
おじいさんは どこにいるの
薬の入った タンクを 肩からかついで 何かまいている
魔法の薬さ
こうやって まいておけば
しばらくすると 枯れていく
ほらねっと 向こうの土手を 指さしました
大きな草も 小さな草も
真っ茶色に 枯れています
らくちん らくちん
すごーい 魔法だね

(10-11頁)
そこに おかあさんが やって来ました
「 おじいさん 除草剤はまかないでください お願いします 」
もしも 家族が 病気になったらと考えると 心配です 」

「 だいじょうぶ ちゃんと日本の国が
安全だ 使ってもいいと 認めてくれている 薬だから
基準を守って 使っているから 安全さ
テレビでも 宣伝しているし 」

「 グリホサート という成分から できている 除草剤には
世界中で 発がん性の 疑いがあると いわれているのです
この除草剤を使って がんになったと 補償を求める裁判が たくさん起こされているそうです
使用禁止や これから禁止にしようとしている 国もたくさんあるそうです
しかし 日本では 国の方針と反対のニュースは ほとんど取り上げられません
命にかかわることは 本当のことを わたしたちは知りたいのです 」

(12-13頁)
おじいさん
むずかしいことは わからないけれど 魔法はね
魔法を使うと かわりに何かを 差し出さないと いけないの
大切な何か
大切なものは 失いたくない
おとうさんだったり おかあさんだったり おじいさんだったり
それが ぼくの わたしの命のひとかけらだったら どうしよう
そうなったらと 考えたら 悲しい 苦しい

草たちも 立ったまま 枯れていき くやしそうだ
虫たちも お家と 食べものを失い 去っていく
草も 虫も みんなが 苦しむんだ
魔法使いだけが 遠くで 笑っている気がする

(14-15頁)
お昼ごはん に しましょう
おとうさんが刈った 草の上 いろんな草が 生えている
畑でピクニック ピクニック 楽しいね

おかあさんは 安全が 何かは わからない
みんなが 健康でいて欲しい
いのちを いちばんに考える心 (価値観) それが安全だとおもいます。

安全は 目に見えないものだから 国のえらい人たちが
魔法の薬に 基準をつくって 使ってもよいことに しています
他人の命よりも 経済や お金もうけが 大事と 考えている 人たちです

使った薬は 食べものの中にも はいってきて いっしょに食べてしまします
ほんの少しでも 原因のわからない 身体や心の病気を ひき起こす
もとになるかも知れません

お野菜 食べもの 飲みもの お菓子 
みんなが 健康であってほしいと 願いをこめて作った 食べものは 
きっと からだにやさしい
       (絵本の内容は、まだ変更があるかもしれません)
        読んでいただき、ありがとうございます。