2019/03/18 12:44

こんにちは!
一般社団法人ウィルドアの竹田です!

残り12時間を残し、
おかげさまで、目標を達成しました!!これで、本当にあとは書くだけ!

現在で114名ものみなさまに応援いただき、
ご支援いただいた皆様の手元に、無事、本を届けることができることになりました!

いやー、本当に嬉しいです。
これで約500冊近くの本を誰かの元に届けることができると思うと、
ワクワクが止まりません・・・(同時にいい本にしなければと言うプレッシャーも大きくなってきました)

構想から1年。出会ったその時に、
「目指しているところとか、場への向き合い方が似てる!」
とビビっときて、その場で一緒に本を作りましょう!となったのが、
すごい懐かしいです。

いよいよ、Active Learnersのお二人と共に目指した世界に
一歩踏み出せるのがすごい楽しみ。

残り12時間と言うことで、僕からは最後に、
この本の先にどんなワクワクを感じているのかを、ちょっとだけ話させてください!


面白い場は、人を”笑顔”にする。

僕が、「場づくり」の重要性において、一番感じているのは、
その場がどういう場かによって、
「その場から生まれるアウトプット」
以上に
「そこにいる一人ひとりの人生を変える」
ということです。

この考えに至ったのは、
高校生たちと共に「場」を作り始めてから。

僕は「3時間くらいの学校の授業を有志の高校生と創る」
ということを毎年行っています。

有志の高校生の中には、とても自信に溢れる企画が大好きな人もいれば、
引っ込み思案で発言はできないけど、でも成長したいというタイプの子もいます。

高校生たちだけでチームでのディスカッションをさせると、
まさにその個々人の特徴が悪い意味で発揮され、
発言が得意な子がガンガン話し、発言できない子はどんどん声が小さくなってきて、
誰もまとめることもせず、発言、沈黙、発言、沈黙、そして、気づけば論点がずれてなんの話をしていたのかわからなくなる・・・繰り返される姿をよく見ます。

そうした中で、一人ひとりの感情に耳を傾けると
ガンガン発言している子も、
「もっとみんなの意見が聞きたい」と言っていたり
発言しない子も
「議論がずれていたの気づいていたけど・・・」
と実は冷静に議論を見て、意見も持ってはいたりします。

僕たちは彼らと場を作る時には、
まさにこうした彼らの一人ひとりの「もっとこんな場にしたい」に寄り添い、そして共にその理想に近づけるお手伝いをしています。

例えば、まずは一人ひとり思っていることを話しやすいように
一人ひとりの今の気持ち、そして考えを時間をとって吐き出せる場を作り
「意外とやる気はあるんだ!」
「それ、気づかなかった。面白い視点を持ってるんだな」
とお互いの隠れた良さに気づけるような機会を作ってみたり、

その中でも発言はあまりできないけど、
誰よりも「場を見て」冷静に状況を見れている子には「ファシリテーター」という役割のことを教え、まとめなくていいから、ただチームのゴールに向かって、必要な問いかけだったり、現状の整理などをするよう促したりします。

すると面白いことに、
一人ひとりの強みが発揮し始め、
最初はみんな暗い顔で議論をしてたのに、
気づけば笑顔で楽しそうにその場を作り始めます。

中でも印象的だったのは、
いつもあまり発言せず、その場に対する肯定感が引くかった子が、
最終的には議論がずれていたりして、僕らがちょっと問いかけようとする直前に、
同じ問いかけを自信ありげにすっとしてくれて、みんなに感謝される姿があったり、

アイデアはたくさん出すけどまとまりがない、ということを今までネガティブに捉えていたことが、どんどんそのアイデアがその場で受け止められ、ブラッシュアップするようになると、みんなに頼りにされて、少し得意げになったり。

僕らが行ったことは、ただ、その場にいる一人ひとりが「持っていた力を発揮」できるように、
安心安全な場であったり、議論の土台を整えただけ。

でもそれだけで、
今まで面白くない場ばかりで、自分の良さに気づけていなかった人が、
その可能性に気づき、そして結果としていいアウトプットをその場から生み出せるようになる。

これは会議だけではありません。
ワークショップでも講演会でも、なんでも、面白い場では「一人ひとりの力が引き出され」、自分への肯定感を高めることができ、そして、笑顔になる。

これこそ、僕は面白い場の醍醐味だと思っているし、面白い場に出会えるかどうかで、人の人生が変わると言ってもいいのではないかと思っています。

僕はこの本で、
いわゆる企画者だけでなく、みんなが「面白い場を作る」ということの土台を作っていけたらと思っています。

みんなで、この本をきっかけに、「面白い場を作る」ことにもっと意識を寄せるようになり、
そして、「もっと面白くしたいのに」という時には、そのためにその場に働き変える人がどんどん増えていって、
最終的には、”ファシリテーター”なんて肩書きがなくても、自然と場がファシリテートされていく環境が増える。

何よりその結果、その場にいる一人ひとりが笑顔で、自分の価値を信じられるようになる。

そんな未来を僕は作りたいと思っています。

ぜひ、共感いただける方がいましたら、
一緒にこの本を作り、場を作ることについて、みんなで考えませんか?

どうか残り12時間ですが、

ご支援をよろしくお願いいたします!


一般社団法人ウィルドア

竹田和広